色も形も様々な糸魚川翡翠(いといがわひすい)の勾玉

前回のコラムでは糸魚川翡翠(いといがわひすい)のブレスレットについてお話ししましたが、今回は勾玉(まがたま)の色や種類をご紹介します。

《糸魚川翡翠のブレスレットのコラムはこちら》

勾玉とは、古代の日本における装身具(アクセサリー)のひとつであったといわれています。
約6,000年前の縄文時代には作られており、魔除けや幸運を運ぶお守りとして身につけられていました。

当店で取り扱っている勾玉はブレスレット(粒ビーズ)と同じく、糸魚川翡翠の原石を全て自社工場で加工しています。
ブレスレットとはまた一味違った糸魚川翡翠の魅力を感じていただければと思います。

糸魚川翡翠の勾玉

緑翡翠

一般的に「翡翠」と聞いて浮かぶ色は緑色ではないでしょうか。糸魚川翡翠も濃淡さまざまな緑色が存在します。また、他の色が模様のように混ざっているものもあります。

 

白翡翠

左…二ノ型勾玉 右…白虎目
糸魚川翡翠は鉱物学的には「ヒスイ輝石」という鉱物でできています。ヒスイ輝石は不純物がないものは白色なため、このような白翡翠が生まれます。
右の白虎目は縞模様がまるで虎目石(タイガーアイ)のように見えることからそう呼ばれています。

 

黒翡翠

左…獣型勾玉(三ノ型) 右…獣形勾玉(四ノ型)
濃淡や透明度によって色合いは違いますが、黒色は珍しい色になります。
こちらの勾玉は獣形(じゅうけい)勾玉といって、獣を連想させるような特徴をもった勾玉です。

《獣形(じゅうけい)勾玉についてのコラムはこちら》

 

ラベンダー・紫翡翠

黒翡翠と同じくとても珍しい色です。ラベンダーカラーや紫色の翡翠は色が濃く透明度の高いものはとても貴重で、人気も高まっている色になります。

 

青翡翠

オンファス輝石に含まれるチタンと鉄の効果で青くなります。青翡翠は希少性が高く、長い間存在しないとされていたほど大変珍しい色です。

 

黄翡翠

酸化鉄の影響により黄色になります。黒、ラベンダー、青色の翡翠よりも産出が少ないため、黄色の糸魚川翡翠は大変希少なものといえます。

 

氷翡翠(こおりひすい)【別名『アイスジェイド』】


光をあてると透過する、まるで氷のような色合いをした翡翠です。白~半透明がほとんどですが色が入っているものもあります。

 

琅玕(ロウカン)翡翠

琅玕(ロウカン)は、翡翠の中でも最高品質といわれています。青竹のような鮮やかな緑色、濃いエメラルドグリーンの色で、透明感があります。

 

糸魚川翡翠は「原産地証明書」を付属してご提供します

ご覧いただいた勾玉をはじめ、当店で取り扱う糸魚川翡翠の商品には【日本糸魚川翡翠協会】の原産地証明書とリーフレットが付属します。※一部商品を除く

日本糸魚川翡翠協会についてはこちら

 

人類がはじめて身に着けた宝石=翡翠

約5,000年前の縄文時代中期に、糸魚川翡翠の産出地である新潟県糸魚川地域で翡翠の加工が行われていました。これは世界最古の翡翠加工であり、翡翠文化発祥の地ともされています。

歴史やロマンを感じる魅力的な宝石、糸魚川翡翠。ぜひお手に取ってみてはいかがでしょうか。

 

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